安曇野の花

ワサビ(大王わさび農場)、 ケショウヤナギ(梓川)

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<ワサビ(大王わさび農場)>

梅とワサビ ワサビの花 穂高町にある「大王わさび農場」は、広さが15haもある、日本最大のワサビ田である。
一日に15万tも涌き出すという豊富な湧水を利用して、ワサビが育てられている。

このように、畑で野菜を作るようにワサビを平地栽培できるのは、穂高町だけだそうだ。

冬は霜よけのための白い不織布で、GW頃からは日よけのための黒い寒冷紗で覆われてしまうため、ワサビを上から眺めるには、3月中旬〜4月中旬頃がおすすめ。
ちょうどその期間に、ワサビの花も楽しむことができる。


ワサビ田 水車小屋 川面 農場の駐車場の脇には、黒沢明監督の映画『夢』で使われた水車小屋があり、人気の撮影スポット。

湧き水を集めて流れる蓼川と万水(よろずい)川の合流地点で、いつ来ても、透明な水の中には水草が揺れている。

(写真にも写っている細長いテープのような水草は、「ミクリ」といって、昔はその茎を干してすだれを作ったりしたそうだ。)

わさびソフト 大王ワサビ農場への入場は無料。
敷地内にはお蕎麦やさんなど、ワサビを味わえる施設が色々ある。ところてん、わさびコロッケなどもあるけれど、やっぱりオススメは、250円の「わさびソフト」だ。

※2004年10月4日追記・「わさびソフト」はその後「本わさびソフト」にグレードアップし、値段も300円に。以前よりも"わさび度"が増した気がする(左が「本わさびソフト」)。

※ソフトクリーム以外の写真は2004年3月14日 のもの。(このページのトップへ)



<ケショウヤナギ(梓川)>

ケショウヤナギ近景 「ケショウヤナギ」は上高地に自生しているものが有名だけれど、ここ安曇野でも、梓川沿いに群生地がある。信州以外では北海道の日高・十勝地方に自生している寒冷地を好む植物で、安曇野は、国内最南端の群生地。

ケショウヤナギ遠景 幼木の幹が白粉(おしろい)をぬったように白くなることから、"化粧"ヤナギの名が付いたとか。
冬を越して芽吹きまでの時期は、写真のように枝が赤く染まる。

梓川村の梓川橋や下島橋からも、このような"枝の色付き"を見ることができる。

※写真は2004年3月13日 のもの。 (このページのトップへ)




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