猫を飼っている人の多くが、心惹かれつつも価格と完成までの待ち時間の長さに入手を逡巡していると思われる猫つぐら。そしてなんとかして手に入れたとしても、猫が気に入らなければ、ちょっとかさばる高価なわら細工の置物としてしか使えない。
そんなニッチな商品を、春先の直売所で発見
うわー、かわいい!
そう、私はそのときそう思ってしまったのだった・・・東京にいたころに秋山郷で出会い、上記のような理由で自分には縁のないものとあきらめていたのに。ちなみに左側の少し小さいのが1万円、大きいのが1万5千円だったと思う。
どうしよう、なんとか頑張れば猫つぐらが我が家にも・・・でも猫が気に入ってくれるかどうか・・・お試し期間が欲しい・・・とやっぱり逡巡しているうちに、この猫つぐらはなくなってしまった。
でも調べてみると、長野県内の農産物直売所では猫つぐらを売っている所ってけっこうあるみたい。そりゃそうだよなー、芦ノ尻には「しめ縄道祖神」があるくらいだもの。お米を作ってる農家の方にとっては猫つぐらもわら細工のひとつ。需要があれば、供給もある。
そしてついに、買ってしまった(オンラインで)
猫たちに破壊される前に、きれいな姿を撮っておく
猫との大きさ比較
小柄なはなぽん、1歳、3.2kg、メス
届いた直後にかわるがわる点検する猫たち
けっこうわらの匂いが強い
ちょっとビクビクしながら収まってみる、はな
気に入ってくれるといいな
たまたまネットで発売日に購入できたこの猫つぐらは、これまたたまたま安曇野のわらで作られた、“地元産”のものだった。タイミングがよかったというか、ちょうど縁のある時期だったのかもしれないなー。
くーは元々小屋とか箱に入るのが好きではないので、これは主にはなのための寝床。お転婆なわりに人一倍怖がりなはな、まだこの中でくつろいでくれるまでには至っていない。とりあえずは猫つぐらの周りで一緒に遊んだりして存在に慣れてもらっているところで、まあ1年もすればわらの匂いも消えて、中で寝てくれるようになるのではと気長にかまえている。それでも(短時間&ビクビクながら)飼い猫が猫つぐらに収まっているようすを見られるのはシアワセだ〜。
*猫つぐらファンに朗報→飯島町が猫つぐらで町おこしを計画しているもよう
*2ヶ月後のようすはこちら→「その後のねこつぐら」