ようやく麹を購入できたので、とうとう味噌を仕込んだ。 参考にしたのは、インターネットで検索した色々な方の『味噌作り体験記』と、麹の袋の裏側に載っていた、『おいしい自家製味噌の作り方』。 『作り方』は、全てが微妙に違っていたため、総合的に判断して作っていった。 要は、ゆでた大豆をつぶして、塩・麹と混ぜ合わせれば、味噌が出来る・・・らしい。 まずは、大豆を柔らかくするところから。 大豆を煮るのさえ初めてだったけれど、豆を一晩水に浸けておくだけ、その後は鍋をストーブの上に置いておくだけ・・・だったので、特に問題はなかった。 悩んだのは、豆をつぶす作業だ。我が家には、小さなすり鉢はあるのだけれど、すりこぎがない。 そこで・・・家にある短めの麺棒の断面のところで、ボールに入れた大豆を、ぺったんぺったんとつぶすことにした(そんなに時間はかからなかったような気がする。すり鉢も、少し使った)。 大豆を麹や塩と混ぜる作業は、粘土遊びのようで楽しい。 そしてタッパーに詰め終わってから、今度は「中ブタをどうしよう」、と悩んでしまった。 表面にしいたラップを密着させたいので、私としては、何かのせたい。 小さなタッパーのフタ、弁当箱のフタ・・・どれもイマイチ。 ふとコッヘルが目にとまり、入れてみると、大きさはピッタリだった。 底がややベコベコだったけれど、まあよしとする。 その中に、ビニール袋に入れた塩を重し代わりに置き、タッパーのフタを閉めて、ようやく床下収納庫に寝かせることができた。 こんな風に、その場しのぎの適当な味噌作りだったけれど、うまく出来るのだろうか。半年後には、1.2kgの味噌が完成する(予定)。 |
床下収納庫をごそごそやっていて、ふと「手作り味噌」のタッパーが目にとまる。 今年の1月26日に仕込んでから、時々覗くだけでほとんど手を入れていない・・・ おそるおそる開けてみると、なんとカビが・・・!(左の写真) ラップをのせていたせいか、表面もなんとなくチーズのような香りがするので、周囲の黒い部分とともにこそげとった。 タッパーの内側はアルコールで拭き、ぬか床のごとく、味噌をかき混ぜる。 そうするとなんとか、見かけは味噌らしくなってきた(右の写真)。 なめてみるとしょっぱいだけで、"味噌"にはあと一息、というところ。上にかぶせるものもラップはやめて半紙にし、まだしばらくは寝かせておくことにした。 |