御柱祭り・2004年(その2)

諏訪大社下社「木落とし坂」、 「注連掛(しめかけ)」
大和合神社の「御柱」(松本市入山辺)

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<諏訪大社下社「木落とし坂」>

木落とし坂・下から 2004年5月1日

翌日から諏訪大社上社の「里曳き」が始まるこの日、下社の「木落とし坂」と「注連掛(しめかけ)」を見てきた。

木落とし坂・上から 「木落とし坂」を実際に見るのは初めて。
最大斜度は「35度」ということだけれど、目の前にするとかなりの急坂だ(←左の写真)。

とりあえず坂にとりつき、よじ登ってみる。
・・・ものすごくこわい!ちょっと足を滑らせれば、間違いなく下の道路まで転がり落ちるだろう。

木落とし坂・下から こんな所を、よく木にまたがって滑り落ちる気になるものだ・・・上から見ると更にこわい(右の写真→)。

また、左下の写真(←)の松の木は、坂の下の方に生えているもの。
過去、スピードが出過ぎて危険な状態になった御柱がこの木にぶつかって止まり、事なきを得たことから、「お助け松」と呼ばれているとか。
木の根元の皮がえぐれている部分が、御柱がぶつかったところ。

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<「注連掛(しめかけ)」>
木落とし坂・下から 2004年5月1日

「木落とし坂」から「注連掛(しめかけ)」までは、600mほど。
ここは、里曳きまでの間、「御柱」が安置されている場所である。
※ちなみに、上社の御柱が安置されている所は、「御柱屋敷」という。

8本も並んだ「御柱」は壮観!
間近に見られて嬉しくなり、つい記念撮影までしてしまった。
左の写真(←)は、一番太い「秋宮一」の御柱。

下社の里曳きは5月8日〜10日。
「注連掛(しめかけ)」を出ると、まずは"ミニ木落とし"からスタートだ
(出てすぐのところに、小さな坂がある)。

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<大和合神社の「御柱」(松本市入山辺)>
木落とし坂・下から 2004年5月1日

実は、「御柱祭り」は諏訪大社だけで行われているものではない。

写真(←)は、松本市入山辺にある大和合神社の「御柱」。
道路わきに安置されていた。
この神社では、諏訪大社と同じ年に「御柱祭り」が行われており、市の重要無形民俗文化財にも指定されている。

断面を見てみると少し丸みを帯びていて、「注連掛(しめかけ)」で見たものとは様子が違っていた(写真を見比べてみるとよく分かる)。
これも、地域ごとに色々と特色があるのだろう。

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