菜園日記

野菜


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11月23日 快晴   最高気温9.6℃  最低気温0.0℃ (松本地方)
白いナンテン 今日は、本格的な冬の訪れを実感するような寒さだった。
朝が寒いのは前からだけれど、快晴にもかかわらず、日中も気温が上がらない。
自転車に乗っていても、手袋やマフラーはもちろんのこと、「耳あて」も欲しくなるぐらいだ。

今、耳をすっぽり覆うタイプの「耳あて」を探しているのだけれど、なかなかいいものが見つからない。私は真冬でも自転車であちこち出かけているので、早めに買っておかなければ・・・

とはいえ、何十センチもの積雪や凍結があると、自転車も歯が立たないので、消耗品は今から買いだめしておくつもりだ。

今のところ、車のないこの生活を、そんなに不便だとは思わない
(むしろ「冬ごもりみたいだなあ」と、楽しんでいるフシもある)。
家族構成やライフスタイル、住む地域によっては、車がなくても楽しい「田舎暮らし」が送れるものである。

長芋 右の写真は、いただいた長芋。"何年モノ"かは分からないけれど、60cmはある"大物"!とてもおいしかった。

左の写真は白いナンテン。奥に写っているのが、よく見かける赤いナンテン。

今日の収穫 : 畑に行かなかったので、無し



11月22日 はれ   最高気温12.4℃  最低気温7.8℃ (松本地方)
逆光の麦畑 今日は風が冷たかった。 てっきり「北風」だと思って南の方角に出かけたら、かなり強い向かい風・・・
どうやら北アルプス以外の山でも雪が降っているようで、風の中に雪の匂いがした。

安曇野の北の方を見ると、重そうな雲がたれ込めている。
白馬か、又はもっと北の方では、天気が荒れているようだ。

先日農産物直売所に行ったら、「ヤーコン」が売られていた。
安曇野でも栽培されているとは知らなくて、ちょっとびっくり。
「ヤーコン」は元々、南米のアンデス高地を原産とする、キク科の植物だ。

ヤーコン この葉と茎からお茶が作られるのだけれど、実は今私も、長野県信更町で作られた"ヤーコン茶"を飲んでいる。ミネラルが豊富で、体にいいらしい。

右の写真はヤーコンの根の部分で、これは生で食べられるそうだ。
大きさは、直径が6〜7cm、長さは20cmほど(1袋300円)。
一見すると、サツマイモのようでもある。サラダやきんぴらにするとおいしいそうで、機会があったら一度試してみたいと思っている。

今日の収穫 : 間引きした野沢菜少々



11月21日 くもり一時雨   最高気温21.3℃  最低気温10.1℃ (松本地方)
だるま寺にて・石仏 今日は、豊科町にある「金龍寺」に行ってみた。
このお寺は、1月に「だるま市」が開かれるので、"だるま寺"とも呼ばれている。

歴史あるお寺のようだけれど、こぢんまりとしていて、人気(ひとけ)もあまりない。
安曇野やその周辺では、お寺の入口の両脇にずらりと石仏が並べられていることが多くて、左の写真もそんな石仏の一つ。

「だるま市」用のだるまが入っているのか、本堂のすみにダンボール箱が5,6箱並べられていた。印刷されただるまの絵が、なかなかかわいらしい。

だるまの絵のダンボール 「戒壇巡り」もあり興味を引かれはしたものの、空模様が怪しくなってきて、帰らざるをえなかった。
以前来た時には道に迷ってしまったし・・・どうやら「だるま寺」とは相性がよくないみたいだ。

今日の収穫 : 畑に行かなかったので、無し



11月20日 雨   最高気温12.7℃  最低気温7.2℃ (松本地方)
木の根元の落ち葉 今日は一日雨。
天気予報では、週末には雪の可能性もある、と言っていた。
果たして「初雪」となるのだろうか・・・東京ではあまり雪が降らなかったから、大人になった今でも、初雪を楽しみにしてしまう。
いよいよ冬の始まりだ。

こちらに引っ越してきて最初の冬は、記録的な大雪が降ったこともあり、東京で生まれ育った身にはなかなかハードなものだった。
あまりに寒くて、頭が痛くなってきたり・・・
「こんな寒い所で、なんでみんな普通に生活していられるのだろう」と思ったこともある。

でも今では、冬に東京へ行くと汗だくになるほど、私も"寒冷地仕様"の体質になってきた。

この冬は"暖冬傾向"だとか。だとすると、湿った空気が流れ込んで、「カミ雪」が降りやすくなる(長野県の南部ほど多く降る雪を、こう言う。「カミ」には、「紙」または「上」という字があてはまるとも言われているけれど、本当のところははっきりしない)。
その影響で、もしかすると安曇野にも"ドカ雪"が降るかもしれないなあ、と、今から覚悟をしておくことにした。

今日の収穫 : 畑に行かなかったので、無し



11月19日 はれ   最高気温16.2℃  最低気温5.6℃ (松本地方)
松本の里山・犀川にかかる橋にて 外に出ると、冬の匂いがする。
乾燥した落ち葉と、それを燃やす少し懐かしい匂いだ。

今日は「雪虫」を生まれて初めて見た。
自転車で走っていたら上着に白いものがくっついてきて、「何だろう」と思ってよく見たら、「雪虫」だった。

ビニール袋に入れて持ち帰り、ravenとじっくり観察。
羽があるアブラムシを少し大きくしたような姿で、背中に、白いロウ物質の綿のようなものをしょっている。

外にはなすと、風にのってフワフワとどこかへ飛んでいってしまった。

昆虫写真家・海野和男さんのHPの『小諸日記』では、10月21日に「雪虫」が登場している。
その写真を見ていたから、上着についた虫を見た時すぐに、「雪虫だ」とわかった。
常念岳と横通岳 ずっと「実物を見てみたい」と思っていたので、やっと見ることができて嬉しい。

左の写真は、犀川にかかる橋から眺めた、松本市の里山。
右の方の山の上には、「アルプス公園」というかなり大きな公園がある。

右の写真は今日の常念岳(左)と横通岳(右)。

今日の収穫 : 間引いた野沢菜・バケツ1杯位、春菊一つかみ、ネギ3本



11月18日 はれ   最高気温16.7℃  最低気温ー1.5℃ (松本地方)
柿の木 今夜、"しし座流星群"が見られるかもしれない、らしい。

2年前の11月19日の早朝2時、私とravenは厚着をして、近くの公園へ"しし座流星群"を見にいった。
ダウンを着て羽毛のシュラフにもぐり込み、寝転がって見ていたのだけれど、2時間で数えきれないくらいの流星を見ることができた(80ぐらいまで数えて、あとは数えるのをやめてしまった)。

帰り、自転車をこいでいる時にも絶えず星が流れ続けていて、あまりに幻想的で「現実じゃないみたいだナー」と感じていたことを思い出す。

ねこ屋敷の猫 東京ではあんなに流星を見られなかっただろうし、もし見えたとしても、あのような神秘的な印象は持てなかっただろう。 なのに私達以外に星を見ている人はほとんどいなくて、それは少し不思議だった。

今日もまた厚着をして、夜空を眺めてみようと思う。

ようやく辛コショウを全て収穫。霜にあたって、少しいたんでしまった。
だから「早く収穫すれば」と言ったのに・・・(辛コショウはravenの担当)。

※右の写真は"ねこ屋敷"の猫。今日は3匹が日向ぼっこをしていた。

今日の収穫 : 間引いた野沢菜・バケツ1杯位、辛コショウ(青唐辛子)286個、春菊一つかみ



11月17日 はれ   最高気温12.7℃  最低気温2.2℃ (松本地方)
冠雪した常念岳と横通岳 今日はカラッと晴れたので、久しぶりに、全ての部屋を念入りに掃除する。
家の周りの道路まで掃いて「やれやれ」と部屋に上がると、なんと居間の方から、あの白い猫が飛び出してきた(猫の写真は
『10月7日の日記』へ)。

どうやら、玄関のドアや部屋中の窓を開けたり閉めたりしているうちに、猫を家の中に閉じ込めてしまったらしい。
お互い一瞬固まってしばし見つめ合ったのち、猫は慌てて玄関へ。

でも、すでに鍵がかかっていて出られない・・・開けてやろうと近付いたら、猫は慌てて居間の方へ。そこも閉まっているので、また開けてやろうと近付くと、今度は台所へ・・・

台所の窓は10cm位開いていて網戸になっていたのだけれど、なんと猫は、窓と網戸のわずか1cm位の隙間から出ようとしている。 並べてある小物を蹴散らし、オデコで窓をグリグリと押し開け、網戸に体当たり。
「うわ〜〜〜、あっち、あっちが開いてる!」と私が居間を指差すと、「ハッ!」と我に返って、一目散に居間の窓から出ていった。
まったく・・・帰ったらいきなり"お客さん"がいて、ビックリしたのは私の方だ。
来ると分かっていたら、カリカリぐらい用意しておいたのに。

レンゲの芽 その後、近くの麦畑でその猫と再会。こちらが立ち止まるとむこうも立ち止まり、「先ほどはどうも」という具合に、しっぽの先をピコピコと動かしていた。

※左の写真は、常念岳(左)と横通岳(右)。 今日はravenも常念の写真をアップしたので、そちらもご覧下さい(『ravenの独り言6』へ)。 右は大きくなってきたレンゲの芽。

今日の収穫 : 間引いた野沢菜・バケツ1杯位、ネギ2本、春菊一つかみ



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