2007年4月27日(金)〜5月8日(火)、長野県松本市でmorgenrotの個展が開催されます。 版画の販売も行いますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。 <5月末日 追記> おかげさまで、個展は無事に終了しました。 |
日光連山の東のはずれに、ひときわいかつい山がある。 ある日赤薙山からの帰り、霧降高原道路を走っていると、左手の森から数匹の鹿が目の前に飛び出してきた。 我が愛車もライトが壊れ、ボンネットが惨めに曲がってめくれあがっている。警察では「鹿が増え過ぎて・・」と慰めてくれたが、どうもすっきりしない。 鹿は戦後の保護政策と暖冬で、今ではエゾシカを含め、日本に百万頭近くが生息すると推定されている。 |
直接の食害ばかりか、奥多摩や丹沢では裸地化のため土壌が流出し始めた。 もちろん山が崩れたり、高山植物が見られなくなるのは御免だが(もちろん車との衝突も)、どうにも割り切れない。 |
春が終わりかけようとする頃、庭の鉢に青紫のオダマキが咲く。ミヤマオダマキにそっくりだが、山から持ってきたものではない。園芸品種に改良されたものである。 利尻島の町を歩いていたとき、庭にズラリと植わったオダマキをよく見かけたけれど、あれは園芸品種だったのだろうか。 ミヤマオダマキの基準標本は利尻・礼文島のものであり、ここでは低地でも林の中や岩礫地に入るといくらでも目にすることができるのである。 とはいえ私はヘソ曲がりなので、やたらに多いとありがたみを感じなくなる。 |
ところで「オダマキ(苧環)」の花名の由来はなんだろう。 |