morgenrotの山と花の創作版画

第6回
(2004/01/07更新)

個展案内表

2007年4月27日(金)〜5月8日(火)、長野県松本市でmorgenrotの個展が開催されます。

版画の販売も行いますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。

<5月末日 追記>

おかげさまで、個展は無事に終了しました。
どうもありがとうございました!




自分で撮った写真をもとに下絵をおこし、彫りから刷りまで一人でやる、創作版画です(実物はハガキ大)


(c)2009 morgenrot 全ての版画・テキストの無断複製・転載は固くお断りしています



ザゼンソウ <新作>  ザゼンソウ(2003年12月制作)

5月末、尾瀬ケ原に向かう。
1週間前に訪れたときはまだ雪の中だった尾瀬も、今回はミズバショウを始め、リュウキンカ、ミツガシワ、タテヤマリンドウなどがそこここに咲きほこり、"春まっさかり"と言ってもいいくらいだった。

歩いていると、木道のわきにある黒い苞が目に留まった。
ザゼンソウだ。
ミズバショウより地味だけれど、気を付けていれば、湿原以外でも結構出会える花である(利尻山の4合目にも咲いていた)。

そんなことを考えつつ缶ビールを飲む。
出発の時にはビールでずっしりと重かったザックも、目的地に着く頃には、すっかり軽くなっていた。






槍ヶ岳 槍ヶ岳(1999年9月制作)

初夏の4日間、「裏銀座」を一人ぶらつく。

2日目に泊まった三俣山荘はそれほど混んでおらず、夕食後、食堂兼喫茶室でワインを飲んでいるのは私一人だった。
そこへ、先ほど山歩きの途中で出会ったテレビのクルーや、リポーターの男性タレントが入ってきて、食事を始めた。

チラッと見ると、おかずはなぜかビーフシチュー(私達は豚の生姜焼きだった。生姜焼きも好きだが・・・ビーフシチューは、もっと好きだ)。

翌日、三俣蓮華岳から樅沢岳へ登っている途中で夜が明けた。
眼前の槍ヶ岳が、朝日の中にすっくとそびえている。
"食べ物の恨み"を忘れさせてくれるような爽やかさだった。


※現在谷川岳、甲斐駒ヶ岳などを鋭意制作中!

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morgenrot=モルゲンロートとは・・・
山用語では特に、雪山が朝日をあびて朱色に染まることを、こういうようです。
登山が趣味なので、そこから
ペンネームをとりました。

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