2007年4月27日(金)〜5月8日(火)、長野県松本市でmorgenrotの個展が開催されます。 版画の販売も行いますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。 <5月末日 追記> おかげさまで、個展は無事に終了しました。 |
「すみれ色」という言葉があるように、スミレといえば「紫色」が通り相場だ。 それだけに、黄色いスミレに出会うと心がときめく。 わが国に90種以上ある基本種のうち、黄色は4種しかないというのだから、無理もない。 その中の一つ、タカネスミレが黄色の絨毯を織りなす山がある。 秋田駒ヶ岳だ。 雪解け直後に、溶岩の斜面が黄色く染まるーーー1種類の花がこれほどの大群落を作る自然が、ほかに残っているだろうか。 半月後、この斜面はコマクサのピンクで覆われる。 夏にはハクサンシャジンが、頂上直下の草原を紫に彩る。 『花の山』にふさわしく、秋田駒ヶ岳では、次々に高山植物が咲きそろっていく。 |
しかし既に、低山に分布するキスミレはレッドデータブックにも載っている絶滅危惧種だ。 山菜を採るため付近の山へ入っていく人をよく見かけるが、「山の花」には手を出さないようにしてもらいたい・・・と切に思う。 |