morgenrotの山と花の創作版画

第9回
(2004/03/30更新)

個展案内表

2007年4月27日(金)〜5月8日(火)、長野県松本市でmorgenrotの個展が開催されます。

版画の販売も行いますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。

<5月末日 追記>

おかげさまで、個展は無事に終了しました。
どうもありがとうございました!




自分で撮った写真をもとに下絵をおこし、彫りから刷りまで一人でやる、創作版画です(実物はハガキ大)


(c)2009 morgenrot 全ての版画・テキストの無断複製・転載は固くお断りしています

<新作> 谷川岳(2004年2月制作)
谷川岳 いつの頃からか、毎年秋には谷川岳に登るようになっていた。
コースも決まっていて、マチガ沢沿いの巌剛新道を登り、トマノ耳から天神尾根を下って、ロープウェイ駅のレストランでビールを飲み、ゴンドラで降りる。

昨年も、学生時代の同級生4人と登ることになった。

膝の手術をしてから4ヶ月。私以外は登山に慣れていないということもあり、いつものコースではきついと、登りも下りもロープウェイを利用することにした。

・・・が、結局バテてしまったのは私の方。
熊穴沢の登りから、急に足が上がらなくなった。

休んでは握り飯を食べ、立ち止まっては水を飲んでも、めまいがする。 とうとうみんなが、私のザックからペットボトルや交換レンズを取り出して、運び上げてしまった。
10kg位まで軽くなったザックを肩に、私もようよう頂上にはいずり上がることができたのだった。



ニホンサクラソウ(2000年4月制作)
サクラソウ 「サクラソウ」というと、ハクサンコザクラ、エゾコザクラなど、山の雪解けとともに花開く、薄紅色の可憐な姿を思いおこす方が多いと思う。
確かにそれらも魅力的ではあるけれど、下町の路地にそっと咲いている、古くからのサクラソウもこれで趣きがある。

子供の頃、我が家でも大きな皿鉢でサクラソウを育てていた。
大人になった今でも、庭に植え、毎年その花を楽しんでいる。

この花は日本でも古くから愛されており、江戸の中期からは、園芸品種が数々作り出されていたとか。
群れが大きくなるほど突然変異も出るようで、ピンクの中に白花が混じったりして楽しい。

でも最近では、サクラソウも、輸入種の「メラコイデス」が多くなってきたように思う。 そこで、敢えて「ニホンサクラソウ」と、花名にもない題をつけた。

※現在「クロマメノキ」を鋭意制作中!

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morgenrot=モルゲンロートとは・・・
山用語では特に、雪山が朝日をあびて朱色に染まることを、こういうようです。
登山が趣味なので、そこから
ペンネームをとりました。

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