2007年4月27日(金)〜5月8日(火)、長野県松本市でmorgenrotの個展が開催されます。 版画の販売も行いますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。 <5月末日 追記> おかげさまで、個展は無事に終了しました。 |
いつの頃からか、毎年秋には谷川岳に登るようになっていた。 コースも決まっていて、マチガ沢沿いの巌剛新道を登り、トマノ耳から天神尾根を下って、ロープウェイ駅のレストランでビールを飲み、ゴンドラで降りる。 昨年も、学生時代の同級生4人と登ることになった。 膝の手術をしてから4ヶ月。私以外は登山に慣れていないということもあり、いつものコースではきついと、登りも下りもロープウェイを利用することにした。 ・・・が、結局バテてしまったのは私の方。 熊穴沢の登りから、急に足が上がらなくなった。 休んでは握り飯を食べ、立ち止まっては水を飲んでも、めまいがする。 とうとうみんなが、私のザックからペットボトルや交換レンズを取り出して、運び上げてしまった。 |
10kg位まで軽くなったザックを肩に、私もようよう頂上にはいずり上がることができたのだった。 |
「サクラソウ」というと、ハクサンコザクラ、エゾコザクラなど、山の雪解けとともに花開く、薄紅色の可憐な姿を思いおこす方が多いと思う。 確かにそれらも魅力的ではあるけれど、下町の路地にそっと咲いている、古くからのサクラソウもこれで趣きがある。 子供の頃、我が家でも大きな皿鉢でサクラソウを育てていた。 大人になった今でも、庭に植え、毎年その花を楽しんでいる。 この花は日本でも古くから愛されており、江戸の中期からは、園芸品種が数々作り出されていたとか。 群れが大きくなるほど突然変異も出るようで、ピンクの中に白花が混じったりして楽しい。 でも最近では、サクラソウも、輸入種の「メラコイデス」が多くなってきたように思う。 そこで、敢えて「ニホンサクラソウ」と、花名にもない題をつけた。 |